
闇雲に転職しても良い成果が得られるとは限らない。
という悩みにお答えします。
『面接でこういう振る舞いが良い』のような戦術は大事ですが、ノースキルPMの転職では時には『諦める戦略』が必要です。
『目の前の問題をすっ飛ばせるか』『どうやったらあなたに有利になるか』という戦略を描くのはとても大事です。
本記事では、
ノースキルPMに最適な『諦める戦略』
をお伝えします。
【合格率7%の難関突破!】ノースキルPMがホワイト大企業に転職した戦術2選をプレゼントします
ノースキルPMの転職は非ゼロサムゲーム

ゼロサムゲームと非ゼロサムゲームの定義です。
ゼロサムゲームとは、参加者全員の総和が0になるゲーム。例えば将棋。必ず勝者と敗者が一人ずつ発生する。
非ゼロサムゲームとは、参加者全員の総和が0にならないゲーム。例えば株式市場。市場全体が変動するので全員が勝者になる事もその逆もある。
例えば、会社の昇進はゼロサムゲームです。課で課長の枠は1つで、部で部長の枠は1つです。ライバルに勝たないと昇進できません。
一方で、ノースキルPMの転職は非ゼロサムゲームです。あなたが求める結果が『年収1000万円』や『時短勤務』とすると、実現する転職先は複数あります。
ノースキルPMに最適な『諦める戦略』【転職は非ゼロサムゲーム】

戦略とは「戦いを省略する」ことです。
『あなたの転職戦略は?』という質問は『あなたの転職は戦いを省略出来ていますか?』という質問に置き換えられます。
その具体例です。
(1) あなたが年収1000万円欲しいと考えているとします。
- 今の職場でライバルとの戦いに勝ち年収1000万円を得る
- 転職で年収1000万円を得る →ライバルとの戦いを諦める戦略
(2) あなたが年収800万円をキープしたまま週3日勤務を勝ち取りたいと考えているとします。
- 今の職場で成果を上げて上司と人事との戦いに勝ち、年収キープしつつ週3日勤務を得る
- 転職で年収キープしつつ週3日勤務を得る →上司と人事との戦いを諦める戦略
このように、あなたの実績と能力を武器に、今の課題を諦める事で『すっ飛ばして省略してしまう』という戦略です。
言い替えると『諦める戦略』です。
ノースキルPMが転職後の社内人脈を得る方法【合格後の働く環境作りを見据えた戦略】
諦める戦略で希望を通すためには
- 『私はこれが出来ます。希望年収は1000万円です。雇いますか?』
- 『私はこれが出来ます。年収800万円と週3日勤務を希望します。雇いますか?』
という対等なアプローチが必要です。
ノースキルPMの転職における『諦める戦略』の具体例

会社では昇進競争に負けたら転職する人が多いです。
でも昇進競争に負ける前に転職するのがオススメです。転職後の時間が長く取れるからです。『諦める戦略』です。
私が見た事例を説明します。
(1) 負けてから転職する
会社のある部門で、課長が転職した事がありました。後任候補のリーダーは3人いました。1人が後任課長に選ばれた時に、残り2人のリーダーが転職しました。
その課では、3ヶ月間で課長1名とリーダー2名が転職したのです。一見仲良く見える組織でもこのような結果になりました。組織はもろいものです。
このように、会社では昇進競争に負けた人が絶望して転職する傾向があります。
このような昇進競争に負けた後の転職には、感情的な側面があります。感情的に転職すると成功率も高くないです。
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(2) 早く負けを認めて『諦める戦略』を取る
したたかな人は、早く負けを認めて『諦める戦略』を取ります。
若くして課長になった人がいました(Aさんとします)。『Aさんなら部長に昇進するだろう』と思える存在感のある人でした。
私から見ても、Aさんは他の課長と比べて部長レースに遅れを取っているとは感じませんでした。
ところが、Aさんは本部長に嫌われていました。それを察知したAさんはすぐに会社に見切りをつけて別の会社に転職しました。
Aさんは転職先で課長として大活躍し、部長に昇進しました。Aさんが転職しなかったら部長になる事はなかったかもしれません。
Aさんは本部長とライバル課長との戦いを省略する『諦める戦略』を取った事で成功したと言えます。
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まとめ
- 今の課題の解決を諦めつつ希望を叶えてしまうのが転職の戦略
- 非ゼロサムゲームの転職では『諦める戦略』で早く負けを認めたもん勝ち