
ホワイト大企業には転職したいけどそれだけだと不安。合格後の働く環境作りとして転職後の社内人脈を得る方法を知りたい。
という悩みにお答えします。
転職後の環境は孤独です。ホワイト大企業に合格した後は、働く環境作りのために『社内人脈を作る活動』が必要になります。
私は大企業で約17年勤めています。社外転職を1回・社内転職を3回しています。そんな私から見て『ホワイト大企業への合格も合格後の社内人脈も得られるオイシイ戦略』があります。
私はこの戦略でホワイト大企業に転職できましたし、もし今転職するとしてもこの戦略を選びます。
本記事では、
ホワイト大企業への転職に最適で、合格も社内人脈も得る賢い方法である「逆張り戦略」
を解説します。
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ホワイト大企業への合格も社内人脈も得る「逆張り戦略」とは?

逆張りの定義です。
逆張りとは、市場のトレンドの反対に相場を張る投資家のことです。逆張り投資家とも言われます。逆張りは人と反対の行動を取る人、反対意見の人などという意味を持っています。
逆張り戦略は、他の応募者から人気のない選択肢を積極的に選ぶ戦略です。ホワイト大企業に合格しやすくなるだけでなく、転職後の社内人脈を得る事ができます。
要素が二つあります。
社内人脈を得る逆張り戦略(1):瀕死の部署に応募する

転職後の社内人脈を得る逆張り戦略の一つ目は『行きたい企業で瀕死の部署に応募する事』です。
『行きたい会社の瀕死の部署に応募する』とライバルが少ないので結果として合格率が上がります。
大企業には、大きな収益を上げているコア事業があります。
- トヨタなら車のエンジンを開発している部署
- キヤノンならカメラのレンズを開発している部署
- ソニーならゲームのOSを開発している部署
のような部署です。
また、収益は上げていなくても『AIなどの先進技術を扱う部署』のように会社として投資対象になっている部署もあります。
これらは会社の中で花形の部署です。社員から人気があるので優秀な人が集まります。これから転職しようとしているあなたが社員のライバルと戦って合格する事は容易ではありません。
一方で、大企業には『瀕死の部署』もあります。
例えば『プロバイダサービスを提供する部署』は今では利益が出にくく苦しい事が多いです。これらは会社の中で花形の部署ではありません。
社員から人気がないので優秀な人が抜けていきます。これから転職しようとしているあなたにとって、ライバルが少ないので転職の合格率が上がります。
私は今の会社で部署が潰れる経験を2回しています。
下記の記事のような部署が潰れる前兆が表れると優秀な人がどんどん抜けていきました。
部署が崩壊する前兆3選を検知したタイミング【ノースキルPMは転職準備を!】
そこで転職で人員を補完しようとました。しかし、転職応募者が喉から手が出るほど欲しいにも関わらず、潰れる直前の部署には人はなかなか集まりませんでした。
このように『行きたい会社の瀕死の部署に応募する』とライバルが少ないので合格率が上がります。
社内人脈を得る逆張り戦略(2):社内転職の準備をする


大企業に転職できても瀕死の部署に行くのは怖い。その部署が潰れたらどうするの?
という声が聞こえてきそうですね。実はこれこそが社内人脈を得るの二つ目の要素です。
転職後の社内人脈を得る逆張り戦略の二つ目は『部署が潰れるのを想定し社内転職の準備をする事』です。
部署が潰れた時のために、TOEICの点数を上げるなど、社内転職に備えた準備を進めておきます。
【TOEIC卒業のススメ】ノースキルPMが転職のために英語を習得するメリット3選
部署が潰れる事はあなたにとってメリットがあります。逆に部署が潰れる事のデメリットはあまりありません。
部署が潰れた時のメリットを上げます。
- 利益が上がらない部門を潰す事によって会社の利益が増える
- 人材を利益が上がる部門に異動させることで会社の利益を最大化できる
- 辞める社員は早期退職金がもらえる
- 残る社員は別の部門に異動できる
注目すべきは 4 です。
あなたはホワイト大企業に転職した時点では社内人脈がありません。社内人脈獲得の一番手っ取り早い方法はいくつかの部門を経験することです。
部署が潰れるとあなたは別の部門に異動できます。別の部門に異動することで社内人脈獲得のチャンスが増えます。これはオイシイです。
逆張り戦略でホワイト大企業へ転職し社内人脈を獲得する事例は多い

『逆張り戦略を意識して大企業に転職する人』はあまり聞きませんが、『結果として体験した人』は多いです。私もその一人です。
私は今の会社で部署が潰れる経験を2度しました。その後に社内転職の仕組みを利用して部署を異動しました。
その時は大変でしたが、今でも給料は貰えているし社内人脈が増えたので、振り返ると良いことしかありませんでした。
私の過去の上司で、転職後2か月で部署がつぶれて社内転職活動をした人がいます。
その人は『何のために自分が採用されたか分からない。でも大企業に転職できたしデメリットは何もないからオイシイ経験だった』と言っていました。
とある人材開発のガイドラインによると『新卒から10年間で3つの部署を経験する事が成長に繋がる』のだそうです。
社内転職を経験するのは人材開発の観点でも良い経験です。部署が潰れるのはそのチャンスです。
逆張り戦略で大企業に転職する場合の前提条件
逆張り戦略の前提条件として、『大企業である事』と『社内転職の仕組みがある事』の2つが必要です。
ノースキルPMの会社選び戦略:転職先のホワイト大企業はこうやって選べ
大企業ならば部署が潰れても会社は潰れません。社内転職の仕組みがあれば失敗したときに他の部署へ異動できます。
逆張り戦略を使う場合は、これら2つの前提条件を満たしている事を必ず確認してください。
まとめ
- 瀕死の部署に応募する
- 近い将来に部署が潰れる事を想定し、社内転職に向けてスキル向上を進める