
ノースキルPMの転職面接では募集要項のスペック以外にどんな資質が求められるんだろう?
という悩みにお答えします。
結論、ノースキルPMの転職面接では2つの資質が求められます。瞬発力と生命力です。
私自身が転職の時にも面接官からこの2つの資質を要求されました。その時は『瞬発力って求められると怖い。生命力って何??』という感想でした。
転職後10年経ち、さらに私自身が面接官の立場になってようやく ノースキルPMの転職では瞬発力と生命力を求めるのが正しい と理解できたので解説します。
あなたが瞬発力と生命力を身につけると転職合格率と転職後で活躍できる確率が上がります。
本記事では、
ノースキルPMの転職面接で求める資質2選【募集要項のスペック以外の必須能力】
をお伝えします。
ノースキルPMの転職面接で求める資質:瞬発力

転職活動で成功するためには、技術力・コミュニケーション能力などの転職先に必要とされているスキルを持っている事が必要です。
これらは当たり前条件です。この当たり前条件が満たされない場合は不合格です。万が一合格しても応募者も募集部門も幸せになりません。
当たり前条件に加えてノースキルPMの応募者に必要なのは瞬発力です。
瞬発力とはすぐに能力を発揮して会社に貢献出来る力です。募集部門はノースキルPMの応募者であるあなたに、転職してから遅くても1ヶ月後には戦力として働いて欲しいと考えています。
この瞬発力こそが新卒採用と転職の差です。育てている余裕がないからこそすぐに立ち上がる瞬発力を期待して転職者を採用するのです。
この記事でも瞬発力について解説しました。
30歳ノースキルPMの転職アピールポイント3選【面接官の期待値をこっそり教えます】
ノースキルPMの転職面接で求める資質:生命力

会社の部署には一定期間利益を上げられないと事業を継続できないというリスクがあります。これは資本主義の掟です。
あなたが転職しようとしている募集部門も例外ではありません。もし部署が潰れたらメンバーは各自で社内・社外の転職活動をしなければいけません。
ノースキルPMの応募者には次の職場を自分で開拓する生命力が必要です。
新入社員や転職者を見ていると、まれに会社への依存心が過度に高い人がいます。「もし部署が潰れたら会社が次の職場を用意してくれるんでしょ」と考える人です。
このように会社への依存心が過度に高い人は「生命力が低い」と判断されます。瞬発力があっても場合によっては不合格になります。
募集部門が転職者を採用するという事はある部分でその転職者の人生を背負う事になります。少なくとも私はそのつもりでノースキルPMの応募者を採用しています。
とはいえ過度に依存されると世話をしきれません。募集部門はあなたに、事業が継続できなくなったら自分で次の職場を開拓して欲しいと考えています。
「事業が継続できなかった時に手が掛からない人であるか」は転職活動の重要な要素となります。
私は転職の面接中にその後上司となる部長から

私はあなたを合格にします。私が今手がけているのは新規事業です。もし新規事業が立ち上がらなかったら自分で次の仕事を探してください。
と言われました。
私はこれを聞いたとき、「素晴らしい!」と思いました。行きたい会社に行ける上に、次の仕事も自分で自由に探して良いとの事。
私にとって最高の選択肢でした。
生命力を持たない応募者を採用した時の失敗談をこちらの記事で紹介しました。
ホワイト大企業に30歳で転職したノースキルPMが1年で離職したタイミング【実話】
ノースキルPMの転職面接で求める資質は社会生活そのものです


フィーリングさえマッチすれば転職なんて出来るでしょ。
と考えるかもしれませんね。私もそう考えていましたし、実際にそれだけで合格する場合もあるでしょう。
でもよく考えてみたら
瞬発力:次の環境ですぐに力を発揮する力
生命力:次の環境が無くなった時にその次を探す力
の二つは普通に社会生活をする上で必要な力です。
- 学校で新しいクラスに入るとき
- 大学でサークルに入るとき
- 新入社員として新しい会社に入るとき
にも必要とされた能力です。
ノースキルPMの転職も新しい社会に入るのと同じです。転職先の会社で必要なスキルを身につけ、必要な人脈を作り、会社という社会の中で自分の居場所を作る必要があります。
このように考える事で腹落ちして理解できました。
社会生活をする上で、転職面接に合格した場合にやるべき事をこの記事にまとめました。
ノースキルPMが転職面接に合格したら面接官にこのセリフをプレゼントしなさい
あなたが面接官なら生命力を要求せよ

あなたが転職の面接官である場合は、瞬発力だけでなく生命力も応募者に要求してあげてください。
採用した応募者があなたの会社という社会できちんと生きていくために、特に生命力を伸ばしてあげる事が重要です。
私が転職した部門の部長から飲み会で聞いた武勇伝です。

セキュリティの新規事業を起こした際に大手セキュリティ会社から企画要員として転職で2名を採用した。その後新規事業が立ち上がらずに部署が解散した。

その2名は今どうしているんですか?

知らない。
その2人に生命力があったのかは定かではありません。
たまに生命力が著しく欠けている人が転職してくる事があります。募集部門から見ると新卒ではなく転職で人を採用する一番のメリットは瞬発力です。
でも今の事業があと何年続くか分かりません。私はこのような人を見かけたら生命力をつけてあげようと考えて行動しています。
まとめ
- 瞬発力を求める理由は、転職後すぐに戦力として働いてもらうため
- 生命力を求める理由は、事業が潰れた時に次の職場を自分で探してもらうため